2006年07月05日
10周年
英国のTime誌は"The Perils of Cloning"という冷静な記事を載せている。この10年のあいだの研究によってわかったことは、核移植という手法で作られたいわゆる「クローン個体」は、決して遺伝的な同一物とは言えず、様々な問題をはらんでいる場合が多いというものである。
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,1209937-1,00.html
一時話題になったテクノロジーが、そのころに予想されたほどの力を持たないという検証記事は必要なのではないかと思う。華々しい期待にあふれた記事を次々に掲載し、その後の後追いをしなければ、テクノロジーは順調に進むのが当たり前だと受け取られてしまう。そういった見られ方は、情報の受け手にとっても、テクノロジーの開発者にとっても不幸なことではないかと思う。
Trackback on "10周年"
このエントリーのトラックバックURL:
"10周年"へのトラックバックはまだありません。
検証記事は、必要というか、読みたいと思います。「あれどうなったの?」ということ、いろいろありますよね。そういう意味で「ためしてガッテン」の「環境ホルモン」は、とてもよかったです。
書き込みありがとうございます。
NHK見たかったですね。
「環境ホルモン」については、昨年度授業で学生(主に大学1年生)の認知度を簡単に調査しました。化学系の学生はさすがに大半が知っていましたが、その他の学生は、言葉を聞いたことがないという反応がかなり多かったのが印象に残っています。
同時に朝日新聞の過去記事検索で、いかに一時的にしか報道がなされなかったのを調べてもみました。そういう典型的な事例だと思います。