2007年11月07日
代理出産:「容認」初の過半数 妊娠、出産への理解度で差
http://mainichi.jp/select/science/news/20071107k0000m040105000c.html
容認増加の理由については、「代理出産をめぐる最高裁の決定などが社会的な話題になったことにより、一般の関心が高まったことが影響しているとみられる」とのことだ。(これは新聞記者の見解?)
認知度については授業でちょっと確かめてみよう。直観的には、死生観にかかわる他者の判断への過剰な干渉は避けたいと考える気持ちというものもあるように思えている。「容認」という単語の解釈についても、その人が納得するという意味か、社会制度として認めるという意味なのかでニュアンスは異なるだろう。
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「干渉は避けたい」というよりも、(現行の脳死臓器移植法が通ったあたりから)「干渉しないようにしましょう」ということが、社会の中で一定の了解を得ているということなのではないでしょうか。また、医療のあり方として、「インフォームドコンセント+自己決定」が、推奨(喧伝?)されているように感じられます。さらに、出産に関しては、「理由を問わない中絶」「赤ちゃんポスト」というような既成事実もあり、「干渉してはいけない」という感じがするのだと思います。
私は、日経の見出し、「代理出産54%が容認」「「利用したい」も半数」を見て、驚きました。上の毎日の記事では、「妊娠・出産の負担に対する理解度が低い回答者が代理出産を容認する率は、理解している回答者の1.3倍になった」という説明があり、丁寧な記事だと感じました。山縣先生のおっしゃるように「結果については慎重な分析が必要」だと思います。回答率68%というのは、標準的な値なのでしょうか?
>また、医療のあり方として、「インフォームドコンセント+自己決定」が、推奨(喧伝?)されているように感じられます。
というのは、そのとおりだと思います。ただ、それだけでは若者の割合の高さを説明できないと考えて何か固有の理由付けを探したくなっているわけです。
理論的な説明はよくわかりませんが、一般的にいって、68%というのは低すぎる数字ではないようです。同じ山縣先生が「ゲノム科学に対する一般市民の意識」というアンケートを行っていますが、これは何とか50%を越えたのでホッとしたというような話を聞きました。