2008年04月12日

ボイコットはできないだろう。

 1980年のモスクワ五輪では、アメリカ、日本などがオリンピックへの参加を拒否して、ソ連のアフガニスタン侵攻に対する政治的メッセージを発した。しかし、今度はそうはいかないだろう。アメリカに対抗する超大国と言えば、1980年当時はソ連、今なら中国と言って良い。したがって、国際政治上の関係は相似形だ。しかし、当時とは、グローバル化、商業化の度合いが、まったく異なっている。オリンピックというイベントを拒絶することは、経済効果の観点から、どの国の政府も望まないであろう。聖火リレーの報道を見ていると、チベット問題すらプレ五輪のイベントであるかのように消費されているのを感じる。スポーツ観戦という楽しみの点では豊かになったと言えるが、捨て去る自由がないということは、本当は不自由なのだと思う。

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