2009年01月13日
連休
連日寒い日。
2歳児はとりあえず元気。
インフルエンザ感染が怖いので、少しくらい調子が悪くても小児科に連れて行くのがためらわれる。
論文は少し進んだ。
いつもこちらのブログ「教育研究日誌」からリンクをたどって読むのが習慣になっているかわらばん(名古屋大学高等教育研究センター)の最新2009年冬号でセンター長のTさんが書いていた、「派遣問題で人間を物扱いしていないかという問題が提起されているが大学はどうなんだ」(←林要約)という話はとても身につまされる。「卒業生の品質保証」というような種類の表現を、仮にも教育機関の重要な役職に就く人がするということには、ずっと前からどうしても違和感がぬぐえないでいる。
製造業化した教育機関では、教える(=作る)側が教えられる(=作られる)側についてあらゆることを一方的に点検することが求められるだろう。本来の人間同士のやりとりであれば、相手に対する遠慮があるし、最後は相手を信頼するしかないというのに。何よりも不幸なのは、物件扱いされることに慣れてしまう学生ではないだろうか。
今年も入試シーズン始まり。東京四理工で最初に志願者速報を出したのは、昨年も更新頻度が高くほぼ毎日更新だった東京電機大学。
なお、武蔵工業大学が短大を吸収した総合大学=東京都市大学になったら「東京四理工」はどうなるのかという疑問がそこここから持ち上がっているが、サイトを見るとこのまま継続するらしい。カバーする分野に、「児童学」まで入っているぞ。
Trackback on "連休"
このエントリーのトラックバックURL:
"連休"へのトラックバックはまだありません。
教職課程で学ぶ「教育工学」の歴史は
フォード社の自動車大量生産システム(テイラーシステム)
を教育に応用する試みが最初と習いました。
その発想でいけば、「卒業生の品質保証」という用語は自然なものですね。
もっとも結局教育工学は、「人を物扱いしている」との批判から、テイラーシステムの応用という路線からは少し道をそれて発展していくことになるのですが。
余談ですが、Wikipediaの「教育工学」のセクションを
最初に書いたのは私です。
ありがたいことに、その後色々な人が手を入れて内容を拡充して下さっていますが。
現在の「教育工学」セクション
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2%E5%B7%A5%E5%AD%A6
私が書いた元原稿の「教育工学」セクション
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%95%99%E8%82%B2%E5%B7%A5%E5%AD%A6&oldid=749129
教育工学というのは、そういう由来のものだったのですね。初めて知りました。同じようにいかがわしく響く分野に「社会工学」というものがありました(今でもあるけど)。
この批判というのは、教育対象が大人に、内容が高度になればなるほど、よりあてはまるのではないかと思います。