2009年02月21日

事故によって発生した「代理懐胎」の疑いのある妊娠とその中絶というできごと

 あちこちのニュースサイトで取り上げられているが、例えばこちら。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090220ddm041040025000c.html
 問題はいろいろ指摘しうるし、既に指摘されているが、ここではこのできごとが本質的に「代理懐胎」であるという指摘だけをメモしておく。
  「子を望む不妊夫婦の受精卵を妻以外の女性の子宮に移植する場合」(1)を代理懐胎と呼ぶなら、このケースで起こったのではないかと疑われている(2)できごとは紛れもなく「代理懐胎」である。したがって、このケースについて私たちが感じることの中に、代理懐胎のあり方を考える際に問題となるであろうことが含まれている。この「受精卵の取り違え」自体に何か問題があると見なすなら(当然大多数がそう見なす)、それが計画性、情報提供、同意、契約といったことがらによって「問題なし」とされる(代理懐胎を認めるというのはそういうことだ)ものなのか、されるとしたらどうしてなのかということを考えなければならない。
(1)日本産科婦人科学会の会告「代理懐胎に関する見解」より
(2)報道によれば胎児の遺伝子鑑定をしていないので、あくまでも「疑い」にとどまっている。

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